2006.02.07をもってこのblogは引越しいたしました。
新blogURL : http://moo-t.net/
こちらではコメント&トラバを受け付けておりません。
お手数ですが、新blogにお越しくださいませ。

2004.04.07

■映画「ドラゴンヘッド」

cover映画「ドラゴンヘッド

単行本は「次いつでるのか!」っと楽しみに買っていたこの作品。

長いときでは年単位待たされた上に、
あまりにも壮大な舞台設定だったので、
期待と「裏切られるかも?」の不安とで、
とにもかくにも“感情を揺さぶられた”原作でした。

最初にこんなことを書いたのは、
 この映画は原作を読んでいたか?
 原作にどんな思い入れをしているか?
によって、感想が違う映画だからです。

ボクは原作を好評価し、コアに見入ったユーザー
ということになるでしょう。


まず見ていない人向け。

原作を読むことをオススメします。
っでないと映画の内容はわかりません。

あの壮大な舞台が本当に実写化できるの?
っと疑いの気持ちをもった後、
家にあるできる限り上級のAV設備で見てください。
なんならホームシアターのあるお宅に押しかけましょう。
ヽ(´∀` ;)ノ

VFXやセットなどは、ホントすばらしい
興ざめするところはあまりないと思うので、
迫力とリアリティーで十分楽しめると思います。

あまり深く考えず、
パニック映画らしく、その場面毎の雰囲気や演出を
素直に楽しむと面白いと思います。



見た人向けのネタバレ話。
文字を選択して、反転表示させて読んでください。

けっこうVFXで騒がれた割にはしょぼかった「リターナー
と比べたら全然良い出来で、VFXだけでも十分楽しんだかな。

目玉のように言われてた新幹線が一番しょぼかった。

感想を書いているblogを見て回ったのですが、
 ・わけわからん
 ・面白ない
が大半の感想で、原作知らないならしょうがないですね。

しかし、
監督は原作のどこをみていたんだろう?
原作の面白さが全然汲み取られていない。

正直、壮大な舞台はなんでもいいんです。
あのような最大限の失望感と廃墟を示す役でしかないので、
その程度にチカラを入れるべき点。

もっと書くべき点は、心情描写。
あの原作の一番面白みでしょう?

 ノブオの狂気へ向かう過程
 あの世界で常人を保とうと必死なテルとアコ
 事件が起こる前から狂い過ぎていた仁村
 常識や道徳が崩壊した世界で、誰の「考え」が正しいのか?

その点、まったく伝わってこなかった。

藤木直人がインタビューで
 「原作ではこの現実を受け入れない役だった仁村ですが、
  映画では現実をテルとアコに教える役と考えた。」
この変更がもし監督も含めての考えなら、
あまりにもひどい、原作無視しすぎ。

見ていない人向けには「何も考えず」と書きましたが、
実はその意図は「考えても何もないから」^^;
中身のない表面上の面白さだけでも評価される話もあるが、
原作はそういう類ではない。
映画化されて、結果的には大嫌いな「バトル・ロワイアル
」と同類
になってしまった。


話中「ローソン」が登場しますね。
あれは最近流行のCM方法ですね。たぶん。
あんな状態でも「開いてま〜す、あなたのロ〜ソン♪」

個人的には印象よかったです。

あっ、ここ見えちゃってます?まぁいいか、映画と関係ないし。
ではまた隠して話は変わり、
トラバ先"Slow Life"な模型生活で、興味深い考察があります。

農耕民族である日本人は、あのような狂喜乱舞しないのでは?
という趣旨なのですが、
まったくその通りだとボクも思います。

しかし、
それはある程度時間が経った後の状態ではないでしょうか?

言われるように、一筋でも希望の光があれば、
農耕民族的な助け合い精神が生まれると思います。
けど、映画は事件が起きてすぐの話。
全ての人が一筋も希望を見出せない世界です。

その対比が表現されているのが、トンネル中の話で、
テルは希望の光を信じていた。
ノブオは光を見失っていた。
テルは外の世界を知らないので、楽観的な希望的観測ができた。
ノブオは外の世界が想像できたから、失望感しかもてなかった。

外の世界の人々とノブオは、同じだったと思います。
「どうせ長くは生きられない」思考が多数を占め、
大きな力となり、暴徒が生まれる。

しかし、時間が経つと、
次第に「長く生きるのかも?」思考が増えだす。
ここから農耕民族的助け合い生活が始まるのではないかと。

原作では、
このあたりの心情表現がとてもうまく描かれています。
「長く生きるつもり」の人間と
「長く生きるつもりがない」人間 の対比。
それぞれに独自の方法論が見出され、自分だけを信じている。
ここが一番の面白さだと思うのですが、映画にはここが一番ない。

やっぱり「バトル・ロワイアル」と同じなのか…。

........._| ̄|○

最後に酎犬は雑想の夢を見るか?さん曰く:
 原作には忠実なのかも知れない?
 けど、映画版として物語の終わりをキチンと
 閉めて欲しかったですね。
とありますが、
スタッフロール最後で、
雲が晴れ、まぶしい太陽が光を与え始める あのシーンで
十分締めているとボクは思いました。
いままであんなに光がなかった世界で、
光が戻ったのですよ!それだけで、今後の展開が想像できます。

陽(光)=希望 陰=失望 の対比がテーマになっていることに
映画だけではわからないので、あの終わりでは伝わらないですね。


FROLOGさんで紹介されている
28日後... 特別編28 Days Later...
を次にみよっかな〜。




................................................................................

■reference
ドラゴンヘッド公式HP
アミューズソフト[ドラゴンヘッド]
ドラゴンヘッド DVD
原作漫画(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)
ぽすれんのドラゴンヘッド

■TrackBack
「ドラヘ」感想。["Slow Life"な模型生活さん]
ドラゴンヘッド[酎犬は雑想の夢を見るか?さん]
がんばれノブオー![blugさん]
28DAYS LATER...[FROLOGさん]


posted by KOu at 14:16 | Comment(3) | TrackBack(3) | ■Kino
comment
KOuさんトラックバックありがとうございます。
初めてのことなので、少々とまどっております。(笑

残念ながら原作コミックを知らずにレビューを書きました。なるほど原作のファンの方は思い入れが違いますね。
原作を読んでから映画を見るもよし、また映画を見てから原作を読むこともありかな と思うと、映画ドラゴンヘッドに関しては「原作を読んでみたい!」という気持ちにならなかった。というのが正直な感想です。短い時間にいろいろなエピソードを詰め込み過ぎたのかも知れませんね。

話は変わりますが、Blog初心者なのでKOuさんのサイトはイロイロと参考になります。(複数のトラックバックやカラクリ時計、miniBBSなどなど・・・
Posted by 酎犬八号 at 2004.04.07 23:21
ようこそ! 初めてがワタシだったとは…恐縮です。

あの映画の内容ならそう思われるのはしかたがないですね。原作が好きなワタシにとっても、全然期待してないし、見事にそれに答えている^^;映画です。大体無茶すぎます。ロードオブtheリングぐらいの気合いと予算はつかっていただかないと!
原作は面白いですよ!月とすっぽんです。

酎犬八号さんとは違うホストなので、そのまま使えないテクもありますが、どうぞ盗んで^^;いってくださいませ。質問もどうぞ。
Posted by KOu at 2004.04.08 01:32
ほんとに感激!!興奮率高し!!
Posted by セックス at 2009.09.24 20:15
comment
name :
url :

comment :
TrackBack URL


●7/18「69」の妻夫木聡のSF映画「ドラゴンヘッド」そして、...
Excerpt: 和製SF映画の秀作が登場します◆ドラゴンヘッドWOWWOWpm8:00 上映時間122分製作国日本公開情報東宝初公開年月2003/08/30スタッフ監督:飯田譲治製作総指揮:近藤邦勝共同製作総指揮:濱..
Weblog: くらのすけ映画社楽天支社
Tracked: 2004-07-18 08:07

『ドラゴンヘッド』
Excerpt: 『ドラゴンヘッド』今回の新潟中越地震では、新幹線での被害者は奇跡的に出なかったけれど、ほんと直撃してたら、悲惨なことになったんだろうなと怯えさせるに十分なオープニング。修学旅行帰りの高校生テル(妻夫木..
Weblog: *モナミ*
Tracked: 2004-11-03 16:18

ドラゴンヘッド
Excerpt: ある日、東京へ向かう新幹線が、静岡のトンネル内で原因不明の事故を起こした。車両は大破し、乗客は即死。だが、この惨事の中で、修学旅行帰りの高校生、青木テルと、同級生の瀬戸アコ、高橋ノブオの3人だけが奇跡..
Weblog: きまぐれ日記
Tracked: 2005-10-10 12:35










最後まで読んでくれてありがとう!
そんなあなただけに、KOuからのとっておきトリビア!


トリビア司会者の後ろにある水槽の商品名は「アクアティックビジョンシステム」
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。