お金を払った気にさせる
結局これも、不必要は消え必要なものにリソースを注ぐって話になるんじゃないの?という話。
今までは、音楽という非物質を販売するには、CDという物質の箱に入れて流通するしかなかった。
ところが、iTMSのようなDL販売が登場し、非物質を非物質なまま販売することが可能になった。CDという箱にかかっていた費用(材料費、流通費…)はどこにいくのか?
単にその分、値下げ?
そじゃなくて、例えばこんな方法はどうなんでしょう?
続きは↓ココから↓
物質のオマケ付き版と完全データのみ版の同時販売。
前から考えていることなんですけど、
人はどういったフィードバック(反応・実感)があれば「買ったなぁ!」と満足できるのか?
いままで、お金と等価な物質を交換することが“購入”という行為だったわけです。それが“サービス”という非物質的なものにもお金を払えるようにはなったのですが、まだまだ慣れていないのが現状ではないでしょうか?
ボクがiTMSで楽曲を買うことの躊躇は、これじゃないかと。
つまり、お金払ったけどなんか手に入れた実感がない。
この原因を「物質交換がないこと」と考えたわけです。
そこで、アーティストグッズのオマケ付き版というわけ。
楽曲はDLで即座に手に入れて、後日宅配でグッズが送られてくる。これだと、CDの原価+制作費、途中流通費などなどが必要なくなりますよね。その分をグッズ制作費に回そうってわけ
まずほしいのは、いままで以上にしっかりと作られた歌詞本かな。ミニ写真集やんか!みたいな。これは複製しにくいでしょう。個人でカラーコピーするには出来に限界がありますから。東南アジア圏では、不正コピー防止策として、アルバムに過剰なほどのグッズが付いてくるそうです。
もちろん、オマケ無版は価格を下げます。
そして次第に、オマケが物質である意味は消えていくと思います。それは人がお金を払う対象を完全に変えた証拠(=非物質にお金を払える感覚が育った)なので、
その時はオマケが無くなる…ではなく、音楽の販売という根本が崩れていると思います。例えば、常にHitチャート楽曲がDLできる定額制とか、聞いた回数で課金する従量制とか。つまり、払う対象はモノではなくサービスに変わっているという世界です。
この変化は、何も音楽業界だけの話ではなく、
どの業界も、その方向へ進む可能性はあるのでしょう。
DL販売って、モノが手元に残らないだけに「買った」という実感が薄いから、つい次々と買ってしまったりもしますよね。そこも危険だなぁと思いますw。
でも資源の節約という意味ではすごくいいですよねー。
結局私の結論としては、個人の「お金を支払ってモノを手に入れた」という満足感よりも、有限な資源の節約の方が、より重く有意義かな。と思います。
オマケはまた全く別の話なので、そんなものがついてくるのは非常に魅力的ですよね!w
こんにちは、和紗 さん。
今度はプーちんさんが来てて、また慌しい日々ですww。
あー逆もあるんですよね。
これでカード払いとかにしてたら、ほんと全く実感することなく買ってしまうでしょうね。オソロシイ…。
オマケ案いいと思いません?例えばデジタルなオマケでもいいんですよ。例えばデジタル写真集とか、限定Webコンテンツとか。あっでも、それでは買った実感がわかないっか!