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2005.10.27

■結局Appleにしかできない事

Michael Kanellosってバレンタイン監督に似てない?

携帯ビデオがパッとしない7つの理由[エキスパートの視点]Michael Kanellos[CNET Japan]という面白い記事に対して・・・

皆さんが言われる通り、日本向け記事ではない
という注釈付きで読まないと問題がある記事だと思う。

その点については、
携帯ビデオは普及するか[まどぎわ通信の通信さん]
に後に続く内容も含めて、大変興味深く書かれてます。オススメ!

んで、■iPod Videoではなく“iPod”でも書いたし、BCNランキングの特集でも
「iPod」にとって、ビデオ再生はあくまで音楽を楽しむためのオマケ的な機能と割り切っているという
とあるように、携帯ビデオプレイヤー=5GiPodではない。

…と思っているのはAppleだけ。
になりそうな勢いで、希望的勘違い(!)が進んでいます^^

一番報われないのは、Appleより早くこの楽しみを提供してきたSONYでありU10でありM:robeでありD-snapなのでしょう。個人的には最も成功するための要素が揃ったのが「EZチャンネル」だった(!)と思います。

モバイル動画という「新しい楽しみ」は日本の各社が尽く失敗している牙城。他なら誰も見向きもしないのにAppleがiPodがというだけでやんややんやの大騒ぎ!というのが、マカーな自分でも興醒めですね。
だから、この7つを日本市場向けにブラッシュアップをする行為より、Appleのようなブランディングと消費者扇動をする方が、全然効果的だとは思います。

と言っててもしょうがないので、
KOuなりに7つを前向きに再考。もち日本味で。

続きは↓ココから↓

1.「ながら観賞」ができない
電車の中であれほど携帯の画面を見ている人が多いことから、これはなんの説得にもなりませんね。
携帯でメールやWebをしているのなら、それが「EZチャンネル」になってもおかしくはないんですけどねぇ…。

モバイルには「ながら」が重要なのではなく、
「聴覚しか使えない」と「視覚と聴覚が使える」が突発的で瞬間的に入れ替わる(使える身体機能が瞬時にON/OFFできる必要性)
が重要だと思います。

だから、
・見ても見なくってもコンテンツが楽しめる
・操作しなくってもコンテンツが継続される
・いつでも一時停止と再生が簡単に出来る
が成立していれば「ながら」は大した要素ではないでしょう。

それを踏まえて「ながら」映像の可能性としては、
・5GiPodのようなPV(音楽主体で絶対見る必要がない)
・語学教材(基本リスニング、補助で視覚)
・極端に短い動画コンテンツ(ニュースや天気)
・バラエティ番組のような、見ても音だけでも適当に楽しめる  「流し見」できるコンテンツ
 (但し巻き戻し出来るほうがより便利ですよね)


2.画面が小さ過ぎる
スモールデジタルガジェットが好まれる日本市場と
北米市場の大きな違いのひとつですね。
小さい画面用のコンテンツを作れば問題解決です。
その点も「EZチャンネル」には独自コンテンツがあるわけですからねぇ…

3.動画は得てして長過ぎる
あまりに動画やメディアを知らなさ過ぎる発言でげんなり。
尺で動画の質は左右されない。短い動画は未開の地だと前向きに考えるべき。
ニュースや天気予報のような、プア情報で十分そうなコンテンツでさえ、リッチ情報(文字より写真付き、写真より動画付き)になるほど戻れなくなります。

先の「ながら」映像の可能性で語るとおり

4.どこにでもテレビがある
これもげんなり。
完全にコンテンツとコンテクストをはき違えている。

5.繰り返して見たりしない
これにもげんなり。
そういう見方をするか?しないか?は、
コンテンツの内容(ex語学教材なら繰り返す)と視聴者の勝手。

6. 簡単に解決できる問題がない
翻訳だから余計に意味がわからないのだろう。著者は何を言っているのか? 勝手な想像をするに
「○○さえ解決すれば爆発的人気になるのに…
 が1GiPod以前にはあった。だからそこを解決した1GiPodは売れた。
 今回の5GiPodはどうだろう?そんな簡単に解決できる問題ではないぞ!」
といいたいのだろうか?

っとすれば、なんて消極的な理由だ!
だけど、7つ中最も的を得た理由かもしれない。

確かに「EZチャンネル」にしても、あれだけ本腰を入れているCS、BSデジタル、動画Net配信にしても、コンテンツの魅力不足とハイレベルの維持には苦戦している。ちょっとITだというだけで、ギャーギャー騒ぐ放送局もどうかしている。Appleという、それも外国の企業で、グローバルに展開している会社一つがどうにもできない問題(例えばHDDの容量UPするとか^^)が壁になっていることは確か。

その鍵を握るのは(不正も含めた)ユーザーパワーで「モバイル動画はおもろい」の世界を築く方法かもしれない。

これは極端かもしれないが、最近のデジタル流行で一昔前のような「BからCへ流行をお膳立てする」が成功した例があるだろうか?WebもブログもDVDも電車男も「Cが作ったものを面白いという人が増えた結果論の流行」ではないか?

だとすると、Appleは最もその解決法をしやすい立場(つまりディファクトを持ち、世界中に相当量のユーザーがいて、そのほとんどがNetにつながっている)にあるんだろう。

その点は、いままでの失策の数々とは大きく違う点で、
日本ユーザーだけ、誰もがツールを作れない、という点は、
「EZチャンネル」の足りない点なのだろう。

7. すでに代替品がある。
「それはない。」
モバイル動画に必要なものは、ツールではなく消費者のリテラシー。つまり「モバイル動画っておもしろいね」を知ることだと思う。

ツールだけでどうにかしようと、先の先人たちは失敗した。
その屍に何をさせようと言うんだろうか?


どこの会社も、その点は気づいているんだろう。
ツールをどうしたって、どうしようもないことを。
だからAppleがうらやましい。
持っていないものを持っているAppleがうらやましい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

POLAR BEAR BLOGさんが言うとおり、NHKが早く放送局のNet事業を本格化すればいいのになぁと思います。みんぽいがぎゃーぎゃー騒ぐのを横目に地味にNHK教育をライブラリ化してほしいっす。
■TrackBack
携帯ビデオがパッとしない7つの理由[エキスパートの視点]Michael Kanellos[CNET Japan]
「携帯ビデオがパッとしない7つの理由」を解決する[POLAR BEAR BLOGさん]
携帯ビデオは普及するか[まどぎわ通信の通信さん]
posted by KOu at 16:45 | Comment(3) | TrackBack(1) | ■I think
comment
まいどでっす。
やる気ないモードの若旦那でございます。

例の記事はやはりアメリカ事情から来るものでしょうね。日本に当てはめて考えると、???な部分が沢山ありますね。
どちらかというと、日本では逆じゃないか?という感じさえします。

日本には電車通勤などの長時間移動をする人が非常に多いですからね、その時間をいかに有効に利用できるか?ということですよね。
その間にビデオを見るというのは確かに需要がありそうです。しかも薄い軽い邪魔にならないなら、なおさらです。

恐らく車載TVに繋げて見る人も多いでしょうね。(道交法では違反ですけどね)
特定のメディアに移さずにそのまま本体へ転送して、移動中に鑑賞できるというメリットは計り知れないと思います。

こういう日本独自のお国柄がありつつ、それを実現できなかった国内メーカーには、ちょっとがっかり。
Appleに出来て、他メーカーに出来ない……なぜよ?って思っちゃいますね。
SonyにもHDプレーヤがありますが、いまいちですものね。
ということで、以前チャットでもお話しましたが、がんばってくれよSonyって気持ちで一杯だったりします。
ていうか、なげ〜よコメント(^^ゞ
Posted by 若旦那 at 2005.10.27 19:05
少しぐらい前の日本では、Webで音楽を買う、なんてとんでもねぇ時代でした。
でも、iTMSが始まったり、SonyのMoraはじめ国内のサイトががんばったりしたおかげで、ダウンロードするものに、少しは近づいたのではないかと思います。

もっと前だと、音楽は持ち歩くものではなかった。
それをウォークマンがぶち壊して、ポータブルプレイヤーというジャンルを作り上げた。

やはり、今までの「イメージ」を壊すような商品が必要なのかもしれません。
それがiPodなのか、はたまた他の物なのか。
これから次第だと思います。

ただ、「家の外でまで動画見ていたくない」っていうのはボクも同感なんですけども…。
Posted by かげまる at 2005.10.27 21:00
■若旦那さん
まさにそう!

>こういう日本独自のお国柄がありつつ、それを実現できなかった国内メーカーには、ちょっとがっかり。

結局オモロイゲームの無いゲーム機は売れないわけで、ゲーム機ばかり作る国内メーカーへのいいお灸になったのではないかと。
それに気づいていたはずのSONYですら、デジタルになった途端Appleを追いきれないのですから、なんだかなぁ…です。
でも、コンテンツ供給までできるのは日本では東芝、ビクター、SONYだけですから、彼らにがんばってほしいものです。

■かげまるさん
そのイメージは誰が作ったものなのか?
を読みぬくことが重要だと思います。

ユーザーが作ったイメージなら、壊してはいけないし、技術や売り手の都合ならば壊す価値はある。

>もっと前だと、音楽は持ち歩くものではなかった

「音楽ってこうやって楽しむもんだろ?」と昔言っていたSONYは、Appleに言われ返されるとは思ってなかったでしょうね。(Appleのシルエットで踊るあのCMは、SONYへの痛烈なオマージュだったんです。)

最も学ぶべき企業としてSONYの名を上げていたAppleですから、もしかしたらAppleは、SONYへ元気を出させるためのパンチを出していたのかもしれません。

音楽に次ぐSONYの牙城、映像分野にまでパンチをぶつけないと、SONYは再起動しないんでしょうかねぇ…。

>ただ、「家の外でまで動画見ていたくない」っていうのはボクも同感なんですけども…。

ジャックスカードのラジオCMで、同じようなネタがありますね。人は情報リッチ化には無条件に進む習性があると思います。なので、間違いなく数年後にはそんな意見があったことすら想像できない状況になると思いますよ^^

今ある動画は、モバイル用に作られていないので、ちゃんとそれ用に作れば、戻れなくなりますって。
Posted by KOu at 2005.10.31 14:38
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携帯ビデオがパッとしないー?!!
Excerpt: 《携帯ビデオがパッとしない7つの理由 1.「ながら観賞」ができない 2.画面が小さ過ぎる 3.動画は得てして長過ぎる 4.どこにでもテレビがある 5.繰り返して見たりしない 6. 簡単に解..
Weblog: 通勤快適
Tracked: 2005-11-02 16:44










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そんなあなただけに、KOuからのとっておきトリビア!


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