告知:12人の陪審員がまた招集されました。
『■12人で人を裁く』で舞台版『12人の優しい日本人』に行きたいと言っておりましたが、そんなこともあって、もう一度映画版『12人の優しい日本人』とその元ネタになった『十二人の怒れる男』を見てみた。
やっぱ、比べて観ると面白いや!
オススメの見方は、先に『12人の優しい日本人』を見て、『十二人の怒れる男』を見る順番かな。
視覚に頼りきらず、セリフから頭で話を組み立てる。
この作品は「そろばん」のようなところがあります。
続きは↓ココから↓
だから、日本人向きにして、より話を簡単にしている「優しい日本人」の方が見やすいと思います。
話の大筋の流れは一緒なので、
「優しい日本人」で理解してから「怒れる男」を見ると、話はある程度理解できていますから、役者の細かな演技に集中できます。
流石昔の俳優さんです、微妙な動きで演技しています。編集もその辺を受けてすばらしい!
どちらの作品にしても、
なんで自然なセリフだけで、あれだけ設定表現ができるのでしょうか?共に裁判のシーンは全くなく、説明臭いシーンもありません。12人の陪審員が議論するセリフだけで、事件を把握する必要な情報が全て伝わり、その上陪審員の人となりまで伝わってきます。
その理由を、日本人だから分るローカル情報(人相、文化、小道具からの推論、言葉使い、方言…)をフル活用しているからだと思っていました。
だから、洋画である「怒れる男」では理解できないかもしれないかも?と。
ところが、全然そんなことはなかった!
これがすばらしいですね。
あと、この作品の楽しみ方ポイントは、
「自分の心情変化を素直に客観的に感じる」です。
どちらの作品も、言葉では言えない人間的な心情(偏見、先入観、価値感…)が加味され、観客のそれを利用しようとしています。だから、その心情に素直に見ることで、色々な揺さぶりが体験できると思います。
- 十二人の怒れる男
- スタジオ: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 価格: ¥ 4,179
- 発売日: 2001/12/21
- 売上ランキング: 6,065
- おすすめ度
- 12人の優しい日本人
- スタジオ: ジェネオン エンタテインメント
- 価格: ¥ 4,935
- 発売日: 2000/10/25
- 売上ランキング: 7,450
- おすすめ度
三谷幸喜が好きというのもありますが、
一応法学をやっている身なもので。
でも……遠い!
うーん、DVDでも観ようかなと思います。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
これで御神籤完成しそうです^^
法学関係ですか!
見ていただければ明白ですが、この作品は法学というより心理学です^^
もし、裁判関係を目指しておられるのなら、こういった人間心理をついたディベートテクというのは、とても参考になるかもしれません。
まっそんな堅く見るより、所詮エンタメなのです^^;
■Hさん
えらい場所をお借りしてですね^^
いえいえ、お役にたてましたか?Flashの勉強の原動力としてブログパーツを作るのはすごく良い方法だと思うので、作ってみてくださいね。