もたいまさこがいい感じな映画
- バーバー吉野 スペシャル・エディション
- スタジオ: ハピネット・ピクチャーズ
- 価格: ¥ 4,935
- 発売日: 2004/10/22
- 売上ランキング: 11,843
- おすすめ度
『「吉野刈り」の少年達 vs 床屋のおばちゃん』
『日本版スタンドバイミー』のキャッチコピー
そして、ジャケットデザイン。
事前情報がまったくなく、純粋にジャケットだけで見ようと思ったこの作品。
「吉野刈り」と呼ばれる髪型にすることが少年達の伝統
というある田舎町に、東京から転校生がやってきた。
彼が「吉野刈り」に真っ向から反対したから、事が始まる…
というお話。
対決姿勢が過激に描かれる作品ではなく、
少年達が可愛らしく知恵を絞り、考え、怖がりながらも未知の物事を体験していく作品です。
誰もが「あーやった!やった!」と思える少年時代の出来事が数多く登場します。
全体的にほのぼのとした作品なので、日曜日の午前中に遅めのブランチを食べながら、ゆったり見るのには丁度いいのではないでしょうか?
でも、作品評価としては★★☆☆☆かな。
続きは↓ココから↓
大きな設定はとても面白いと思います。
「吉野刈り」「町の伝統」「意味を考えない大人」「少年時代」・・・
例えば・・・
バーバー吉野の先祖が営利の為に作った伝統だったということがバレ始め、そのきっかけを作った立場と自分の母親が悪者になることに、小さな子供心は苦しむ・・・とか
大人がまったく意味を考えず“伝統”という言葉だけに踊らされていることに気づき、5人は小さな反抗を起こす。それに同調した町の全ての子供が参加し、大人 vs 子供の小さな戦争が起こる。サブキャラだと思われていた「けけおじさん」が実は重要な役目をする・・・とか
他の街で散髪をしようと街を飛び出す5人。実は常識だと思っていたことが、次々と「町だけの常識」だと分かり、自分たちの今までが何だったのか?っと苦悩する。次第に世間の常識を学ぶが、同時に自分たちは「町だけの当たり前」に守られていたのだと知り、結局町に戻ってくる・・・とか。
色々な方向に振れる設定なのに、なぜ監督はこんな面白くない方向に振ってしまったのでしょうか?
描かれている事象がどれも、ステレオタイプで実感が伴わず、どれもどっかから拝借してきたかのようなものばかり。
特典映像で、監督が
友人から聞いた話が、この作品のきっかけ
だと話されています。
そんなことからも、監督自身にまったくと言っていいほど実感と体験がないまま作ったのでしょう。その感じが実に見事にでています。だから、どの事象を見ても「あーそれね。はいはい」って感じ。
絵作りにも同じことが言えて、
「あれ?素材集を使ったの?」と思ったほど定番で無難な絵。
他の監督作品を見ていないので何とも言えないが、
外野からの声が大きかったのかもしれない。個性に雑音があるっていうか、どうも一人の人間の作品って感じがしない。
もたいまさこさんでこの設定だけに、とても惜しい…。
□「バーバー吉野」
□ぴあフィルムフェスティバル公式ホームページ
バーバー吉野 - goo 映画
って思ったんですけど、読ませてもらううちになんかビミョーな気分に。
あんまりおいてなさそうなタイトルだし、探してまで見てみる価値はあるのかなあ。
でも子供が頑張る映画って大好きだしなあ。
子供じゃなくてもガンバリものが好きです。
Swing Girlsで泣きました。
ジャケットとか、ものすごく引きがあるんですよ!
それにボクも負けてしまいました・・・。
最近はこういったミニシアター系映画のレンタルが活発なので、意外に見つかりやすい作品だと思います。が、それは京都だけの事情かも?
子供が無い知恵を絞って反抗するところは、けっこう面白いですよ。