全国総変質者傾向
いつも昼は「笑っていいとも」を見て過ごしているのですが、
快楽テラピーってコーナーあるじゃないですか?
あれって、色々でてきますよね〜。
例えば、こないだなんか・・・
いやいや、
金曜のテレフォンショッキングは本上まなみさんでしたね。
彼女はコケ、白ふくろう、ウミウシと・・・
いやいや、
昨日「電車男」ドラマが始まりましたね。
最後の方だけちらっと見たのですが、
画面に大きく「電話しる!」とか出てたし…( ̄  ̄;)
あーなんか、2ちゃんがこんなに・・・
いやいや、うーん・・・
そうそう、
いつも楽しく読ませていただいている朔夜さん@ツキウラで、
18禁だけどオモロイミニフィギュアが紹介されておりました。
■* ツキノウラガワ | エロか芸術かと聞かれたら。。。
何って、つまり縛ってガーッ!って奴なんだけど・・・
うーんっ、ちゃうなぁ・・・
続きは↓ココから↓
何を悩んでいるのかって?
早く本編に行けって?
ごめんね。
つまり言いたいのは、最近アンダーグラウンドが表に沢山でてるなぁ…ってこと。
■日経が認めた、萌えの一般化
7月号「NIKKEI DESIGN」の特集が『「萌え色」の研究』というカラー戦略の特集なんですね。
自分なりのこだわりや価値観でモノを選ぶ消費者が好む色をヒット商品を生む「萌え色」と呼ぶことにした。
日経なんて会社が「萌え」という言葉を頭に出してくること自体が、今の時代はこうなんだなぁと思えるのですが、
一言で誰もが内容を推測できる言葉を使うべき「名づけ」の行為に、A系言葉を使っているってことが、それだけ一般化していると日経では判断したことの証拠になるわけで。
■ヲタが求めるもの
これだけ一般化したアングラですが、
この特集に、『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』の著者、森川嘉一郎氏(桑沢デザイン教授)が面白いことを書いていた。
おたくはアニメやゲームそれ自体が好きというよりも、それに耽溺している姿が世間から観て「ダメ」で「カッコ悪い」とみなされるものを本質的には指向しているのである。世間一般的に拒否されるものをあえて好む人を「おたく」と言っておられる。
彼らが求めているのは「ダメ」で「カッコ悪い」なので、武田真治がヲタをやっているような現状では、さらに奥深くに沈まざる終えない。ということだそうだ。
多分、その結果が美少女アニメや、ロリ、鬼畜、縛り系の類なのだろうなぁ…。
ということは、今の現状は、
彼らヲタにとって、全く好んでいない状況だと言える。
■「陽の当たらない」に陽が当たる
いままで“一般化”という単語を使っているが、正確には間違っている。一般化したのではなく、アングラの流行なのだと思う。
アングラが陽の当たる場所にでてきたのではなく、
陽の当たらないことをしている行為が流行っている。
だから、これだけ一般化扱いされては困るのだ。
それじゃ「陽の当たる行為」をしていることになってしまう。
サラリーマンがOLと食堂で会話。
「課長、昨日も縛ってらっしゃったんですか?」
「そうなんだよ〜部長に誘われちゃってねぇ。
ボクはどっちかってぇと、縛られる方が好きなんだけどね」
「そうなんですか!じゃぁ、今度私が縛ってあげましょうか?」
「それはいいねぇ、じゃぁ今晩山田君誘って行きますか?」
なんて会話が普通にされるようになれば、
今縛り縛られを楽しんでいる方々は、ヲタと同様にもっとディープな場所に潜っていかれることでしょう。
■自分の居場所がなくなる
Netがまだまだマイノリティーだった頃から楽しんでおられる方は、TVドラマ「電車男」を見て、どう思われただろうか?
私は正直、AAや2ch言葉が出てきた時、寒かった。世も末だと思った。
ある本でダウンタウン松本氏が
「お笑い芸人が一番の常識者。常識を知っているから常識と少し外れたことを言える。外しすぎると非常識で笑いにならないが、うまい塩梅で少しだけ外すと、それは笑いになる」(←正確ではないです)
みたいなことを書いていた。
Netで楽しんでいた人には、このような楽しみ方、
ー例えば2ch用語は、正しい表現を知っているから誤字をワザと楽しむことができる。
をしていたのだと思う。が、それが一般化し、常識や文化になりつつある。
ボクが感じた寒さは、陽のあたらないと思っていたことに陽のあたった瞬間(=自分の居場所が無くなった瞬間)のTVCMを観ただけでも伝わってくる、宇宙戦争みたいな巨大な異性人に地球を乗っ取られる恐怖・・・は言いすぎだがそれに似た負のイメージなのだろう。
ここまで判って、はじめて理解することができたことがある。
それは冒頭の「快楽テラピー」コーナーがどうもしっくりこなかった原因。
↑これとやっていることが同じなのだ。なんか、ダブる。
ここでは、変な人を変な人扱いしているが、
笑っていいともは、「変だって言うけどさぁ、みんなこんな変さはあるでしょう?カミングアウトしようよ!」という、いらんおせっかいを感じる。そしてその罠も知らずに、なんの恥ずかしげもなく若者が「自分はこんな変があります」と堂々と言っている。
タモリ倶楽部ならまだしも、お昼にうきうきウォッチングはできない。
■「made in Japan」の無意識的な評価
森川嘉一郎氏は続けてとても興味深い発見をされている。
「ダメ」で「カッコ悪い」を求めるヲタ達が見つける物は「made in Japan」に偏っているらしいのだ。彼らは別に極度な愛国心があるとは思えないし、右左でもないだろう。ってことは…。
森川嘉一郎氏の本を読んでみてもいいかと思った。
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□■* ツキノウラガワ | エロか芸術かと聞かれたら。。。
なかなか切り口が斬新でおもしろい特集でしたよ。
あの特集を組むにあたって、
真面目な顔して「いや、だから萌えがさ…」とか言ってたのかと思うとプププププ。
うん、確かに。もえろーんみたいに、ただ「萌え」と言ってみたかっただけではないのは確か。
平:編集長!これからは萌えです。
長:そうか!仕事に燃えてくれるか?
平:はい、萌えます。
とか言ってたのでしょうか?