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2004.07.02

■シュワンクマイエル映画祭

ヤン・シュバンクマイエル映画祭2004、7月17日(土)〜開催[VREAP GATHERING SYSTEMさん]で知った、巨匠の映画祭

シュヴァンクマイエル映画祭

あまり馴染みのある名前ではないと思いますが、アートアニメーション界では知らない人はいない巨匠なのです。

彼はチェコの作家なのですが、チェコという国はとても悲しい国です。
何時の日もどこかの国に抑圧されたり、攻撃され、安堵の日々があまり長く続かない、そんな歴史を持っています。

>>>それにも関わらず、この国の大人たちは“自分らしさ”や“プライド”を持ち続け、それを子供たちに伝えようと努力しました。

彼らの使った“プライド”伝承方法、
それがアニメーションなのです。


チェブラーシカ(これはロシアですが)が若い女性に大人気となり、東欧アニメが日本でも知られるようになりましたが、東欧アニメの中心地がチェコなのです。チェコはとてもアニメーションのさかんな国で、多くの巨匠達が輩出されました。

イジィ・バルタ
ブジェチスラフ・ポヤル
イジィ・トルンカ
そして、ヤン・シュワンクマイエル

彼ら巨匠の基盤を作った先人たちは、大切な子供たちに“プライド”を伝承しようと試行錯誤しました。表現を制限された社会では自由に思いを表現することは禁じられていたのです。

そして思いついたのが、子供向けの人形劇だったのです。

表現を制限しようとする輩たちには、単なる子供だましの劇にしか見えません。しかし、その内容は暗に自分たちのプライドを伝える内容だったのです。

子供が小さいうちは、楽しい人形劇です。
やがて成長し、社会の実情を知り始めた時、本当の話の意味が分かるのです。大人から子供へのメッセージは脈々と続きます。

あのかわいいキャラクター達は、そんな重要で悲しい役目を背負っているのです。

時代は流れ、人形劇のノウハウはアニメーションに受け継がれ、最重要文化の一つとして今も続いています。



シュワンクマイエルの作品は、子供向き…ではありません。メッセージも政治問題であったりして少し声色は違います。大人向けです。
しかし、彼の活動の基本はこのような歴史にあります。

とてもコミカルでシュールな映像作品もありますが、本質的に彼が伝えようとしているのは、そういう“プライド”なのだと思います。

(続きは後日・・・)
posted by KOu at 13:25 | Comment(10) | TrackBack(8) | ■Kino
comment
いいですねぇ、シュワンクマイエル。
わたくし、アリスがダイスキです。(DVD所有)
見に行きたいと思ったら、渋谷ですか…シブヤ…。
関西人としては少し寂しいお話です。
でも、久々に名を聞けて嬉しくってその喜びを伝えたくコメントいたしました。
Posted by 羊 at 2004.07.02 21:23
■羊 さん
このエントリにコメントしていただけるとは!
なかなかの通でございますねぇ。

実は話の続きで、全上映作品のコメントを用意しております。調べたところ、今回上映される作品は全て日本でDVD購入できるものばかりです。

ですので、見れないことはありませんよ。

『男のゲーム』を是非見ていただきたい!あれが一番好きかな。
Posted by KOu at 2004.07.03 00:48
はじめまして。
ヤン・シュワンクマイエルや、ブラザーズ・クエイが好きです。

男のゲームも面白いですが、
私は、悦楽共犯者のオペラがかかる瞬間が何度見ても好きですねー。

シュワンクマイエル作品は、たいていビデオでレンタルしてしまったので、映画祭には行かないですが、映画祭がある!という事実がなんだかうれしいです。やはりファンは多いのですね!

ちなみに、今日はいまから借りて来たクラバート(カレル・ゼマン)を見る予定です。
Posted by サモ at 2004.07.25 18:21
■サモさん
ようこそ!
シュワンク作品をレンタルしているお店が近くにあっていいですねぇ〜。TSUTAYAあたりでも、アリスだとあるんですよね。

『前世紀探検』は知っていたのですが、『クラバート』は知りませんでした。ボクが不勉強なのもあるのですが、アートアニメの情報はとても少ないので、苦労しますよね。

最近はかなり増えたので、ボクが知らないことばかりです。10年も前の知識では、ついていけません。


面白そうなのをご存知ならば、ぜひ教えてくださいね〜。
Posted by KOu at 2004.07.26 11:17
こんばんは。

実は、大学時代からチェコアニメやロシア映画が好きで、就職を機に、そういうものを貸してくれるレンタル屋のそばに引っ越しました。バカです。
恵比寿TUTAYAが一番あるかなと思っております。

カレル・ゼマンはなんだか盛り上がってますよね?サイトもあるし。
クラバートは「千と千尋の神隠し」の元ネタだと同映画のパンフレットに書いてあったとか?

しかし私も就職と同時に余裕もなくなり、知識は5年前の知識です。

「クラバート」や「ホンジークとマジェンカ」はたまたま恵比寿TUTAYAにおいてあったから知ったのであって、
それもたまたまユーリノルシュテインの「話の話」を見たくなったから、そのコーナーに立ち寄ったという、まったくの偶然でした。

雰囲気があって、おもしろかったですよ〜。
お勧めします。
Posted by サモ at 2004.08.02 00:16
■サモさん
おはこんばんちは。サモさん

>クラバートは「千と千尋の神隠し」の元ネタ

ってぇのが気になりますねぇ…。
京都もそういうユーザーが多いので、マニアックなレンタル屋があって重宝していたのですが、倒産onz

最近はてんでご無沙汰しております。

また、見たいなぁ…。探してみます。
Posted by KOu at 2004.08.02 09:54
おはこんばんちは〜です。なつかすぃ〜。
サモです。
いまさらなのですが、最近映画ブログ作ったので、
トラックバックさせていただきました。

初めて作ったブログで、内容も薄いので、お恥ずかしいんですが。
ちなみに、自分のブログでは、MAR(マー)となのっています。
Posted by サモ at 2004.09.12 01:43
■サモ さん
どうも、お久しぶりでございます。

早速お邪魔し、登録いたしますよ〜!


Posted by KOu at 2004.09.13 09:50
意外とシュヴァンクマイエルのエントリってあるのねぇ。

彼の作品は、レンタルじゃなくて是非DVDを購入して
何度も何度もじっくり“ひとりで”観るのがいいと思います。

子供向けではないけど、
ある程度(中学生とか)くらいになったら
絶対観てほしいなぁ、と思うのです。
Posted by march at 2005.10.04 12:30
■マウチ
今は良くなりました、新作が出ると速いうちに日本でも発売されますから。前に日本販売権を持っていた会社は怠慢(なのか?売れないと思われていたのか?)全然出してくれませんでしたからねぇ…。

マウチの言うとおり、ある程度背景と事前知識を入れた上で、教育として見せるのは大賛成ですね。
Posted by KOu at 2005.10.05 10:39
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■シュヴァンクマイエル映画祭開催!!
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シュヴァンクマイエル映画祭だー
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