一番自己嫌悪に陥るのは、
「午後にダレたお笑い番組を見ながら、うとうとする」
というもの。
最近やっちゃったりしてなかったのですが、やっちゃいそうでした。
やばめ。
最近は寄席中継ものの番組がホント少なくなったなぁ。
>>>ボクの幼少時代、
土日と言えば、どこかの局でやっていた印象があるし、疑うこともなく半ドン学校から帰って、ダレた昼御飯を食べながら見る番組は「吉本新喜劇」だった。
♪ほんわかぱっぱ〜 ほんわかぱっぱ〜 ♪
「おばちゃーん、おあいそ!」
「えーと、キツネうどんとカツ丼で、三千万円」
(いっせいにこける)
毎回ワンパターンな展開と、お決まりのギャグ。
でも毎回同じように笑っていた。
「何の」かはわからないけど、
「何か」は自然と学ばされていた・・・のかも。
世間ではそれを「ベタ」と呼ぶのかな。
松本人志氏が何かの書籍でこう言っていた
芸人が一番の常識人だ。常識というピンポイントを知っているからこそ、そのポイントをわざと外すことで笑いがとれると。
常識から外し過ぎると、単なる非常識変人。かといって常識に近すぎると、全然普通でおもしろくない。この絶妙な“外しの塩梅”がお笑いのポイントなのだろう。
「ベタ」というのは、その教科書とも言える。
外し加減を「お決まりギャグ」で自然と覚え、リアル社会で応用し、友人たちの反応を見る。そうやって、物事の塩梅というものを理解していたのかもしれない。
この場面では、ここまで外してはいけない。
コレぐらいの外しなら、洒落になる。
コレ以上は 洒落にならない。
みんな外しすぎなんだって。
「ベタ」を知ってる奴が、ちょっとづつ外すから面白いんだよ。
“外しの塩梅”を知り尽くした男は、この本でそう言っているのかもしれない。
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路に落ちてた月―ビートたけし童話集(文庫本)
この本の冒頭文
少年時代から、周りにいた、酔っ払い、頑固オヤジ、セールスマン、ヤクザ、自称金持ち、お巡りさん、失業者、田舎の子、バスガイト、正体不明の女…いろんな人にしゃべったり、聞いたりした話です。彼に“外しの塩梅”を教えた
童話(子供のように「ベタ」を知らない人向けの話)
の本でした。
ベタをベタたらしめるのもまた偉大な芸人なのですな。
最近はまっています。
無性に、こけたいです。
普段からベタな生活をしておりますので、こけには苦労はいたしません。
誰もがつっこむのを嫌がり、ボケがボケを呼び、会話が成立しないこともしばしば。
「ボケAの攻撃」
「ボケAは仲間を呼んだ!」
「ボケBが増えた」「ボケCが増えた」「ボケDが増えた」
「ボケBの攻撃」
「ボケBは仲間を呼んだ!」
「ボケEが増えた」「ボケFが増えた」「ボケGが増えた」
の無限ループ