幼稚園児が必ず変身する成長過程「なんで?マン」
「なぁ、なんでピンクは女の子の色なん?」
「なぁ、なんで葉っぱは緑なん?」
「なぁ、なんで?」
「なんで?」
「なんで〜な?」
答えられるような事を聞かれるのでも、ウザいのに、ものすごく当たり前すぎて、どう説明したらいいのか困る「なんで?」はちょっと屈辱感もあいまって、_| ̄|○ ですよね。
世の中には、このような再認識や構造的解説が困難なものってありますよね。
例えば、色の持つイメージ。色彩工学で論証されているイメージってのはあるんですよ。(暖色は暖かい、寒色は寒いとか)説明できないからみんなが持っている「当たり前」の常識感覚だと思っていた色のイメージ、それホントにディフォルトなんですか?って話。誰かに知らぬ間に汚染されてません?
その代表例が、「コンテンツが与える色イメージ」
一番明解なのは「スーパー戦隊もの」が与える色イメージ。
ボクはゴレンジャー世代なので、
■赤 リーダー いちばんかっこいい
■青 サブリーダー クールでここ一番に活躍
■緑 ??? なんか中途半端 (イメージ薄い)
■黄 ムードメーカー ひょうきんモノ 三枚目
■桃 紅一点 女性全般
というイメージを持っております。
なので、黄色を使ったデザインとかすると、なんかおちゃらけな感じがするっていうか、真剣さがない軽い感じがしたり、映画とかで単に青い衣装を着ているだけで、「こいつは信用できる、絶対助けてくれる!」って決め付けちゃったりします。
この感覚、
当然ゴレンジャー以外なら、キャラ設定と配色が違うので、色の持つイメージも変化することになり、ある程度世代間で共通イメージがあるようです。一度、5歳ほど年下の子にこの話をしたところ、
「ボクの見ていたのでは、黄色は女性だったので、黄色って女性の色っているイメージがあるんですよね。」
これには相当驚きました。黄色が女性って!そんな感覚、ボクにはまったくありません。熱帯魚の刺身が食えるぐらい、おかしな話です。
ボクはあまり戦隊モノには詳しくないのですが、女性雇用機会均等という思想から女性が2人登場し、その時桃と黄が割り当てられたみたいですね。あと、最近では紫や金銀、黒なども登場しています。
そして、赤がリーダーという感覚も、ボクの中では絶対常識なのですが、「ジャッカー電撃隊」では虹色、「カクレンジャー」では白の女性がリーダーになっており、「メガレンジャー」においては赤はリーダーですが、とても頼りなく周りが助けるとこで序々に成長するという異色ぶりです。(異色と感じるのはボクの感覚では、であって、メガレンジャー世代の方には、これが常識となる…のかな?)
このような「無意識に刷り込まれたコンテンツの影響力」は色に限っていません。雰囲気や他のメンバーとの相関関係など、より複雑で多岐にわたります。が、無意識下にあるので、自然と顔を出します。
例えば、同世代5人で旅行に行ったとします。
自然とゴレンジャーのような役割配分になってたりしませんか?
そして、自分はどのレンジャーの役割をすべきかを自然に探していたりしませんか?
その上、それが社会人としての当たり前の感覚だとは思っていませんか?
実はそれ、東映のおっさんたちが作りあげた感覚かもしれませんよ!
■reference
□スーパー戦隊百科
■TrackBack
□■ブログ戦隊・ゴレンジャー[sketch-bookさん]
フムフムと読ませていただきました。
>そして、自分はどのレンジャーの役割をすべきか
そりゃもう、決まってるじゃないですか。
いつでもどこでもキレンジャーっぷりを発揮してますよ。トホホ。
わたくしの中では黄・桃は女子ですね。バイオマンが好きでした。もろスターウォーズのパクリキャラが出ていますけど。
子供ながらに真剣に考えた「ゴレンジャー攻略法」を聞いてください。(なんてことを考える子供だ!)
カレー好きな敵キャラを作る。
ゴレンジャーストームっていう敵大将が好きなモノに変化する爆弾が必殺技だったのですが、カレーが好きな敵キャラを出して、カレー爆弾にすれば、キイレンジャーがワナにかかるかなぁ・・・って。
■羊 さん
ハジメマシテ、ペンネーム夜の教科書とは別人のKOuです。やっぱおりましたか!黄色が女性だという人が!
「黄色は男性の色?女性の色?」
この質問で、若者か三十路以降かの判別テストができますね。