□千葉の県立高入試で“難問” 受験生の半数0点 道案内の作文、選択肢に混乱[Love My Lifeさん]
高校入試で出題された半数が0点の超難問の話題。
ニュース原文はYahoo!ニュースから
設問は散歩の途中、おじいさんに出会ったとの想定で、公民館までの道を尋ねられ、急な上り坂のあるAの道か、平らなBの道を選び道案内を作文で書かせる内容。「自分が考えたことなどを的確に相手に伝えるため、適切な言葉で表現する」との出題方針…(中略)…設問の前段にある「まずおじいさんがどのような様子なのか、一つ仮定しなさい」として、「急いでいるようだ」「体力がなさそう」「とても元気そう」「時間の余裕がありそう」の四つの選択肢から、一つ選んだ上で書くように指示していることがこのニュース記事だけを情報源にして、あーだこーだ言うのは危険かもしれないが、これでは出題意図が見えず、そりゃ受験者は困るわな!と思う。
「そこの○○を左に曲がって、まっすぐ歩いたところにあります」
これであかんの?
これは何の問題なんだ?
結局、出題者が出題意図を明解にできてないのに出題した点が最大の問題点なのだと思う。
作文能力を問うている?丁寧語や敬語の語学力を問うている?それとも、どれだけ表面だけ親切そうに見える猫かぶった建前作文能力か?
なまじっか中途半端に生徒の倫理観や常識感、大人な建前の親切心を問うようなスケベ心を問題にいれるから、ややこしくなるんだよ!
「問題には正しい答えが一つある」という固定観念も邪魔しているな!絶対。ボクも学生時代はそうだった。この問題を難問にしている最大原因は、この固定観念かもしれん。
それがなければ、大して難しい問題ではないと思うのだが、最近の中学生の語学力はこんな作文もできないほど落ちているのか?
それともあまりに問題が簡単すぎて、半数の学生が深読みしすぎて答えられなかったとか?それもありえそう・・・。
この問題だけで、どんぶり3杯はイケるんじゃないか?
>世の教育関係者様
しかし、救われる話もあって
受験生の多くが「おじいさんに急な坂を上らせてはいけない」「急いでいるかもしれないから、遠回りさせてはダメ」などと悩んだようでまだまだ日本は大丈夫そうやな。
■TrackBack
□千葉の県立高入試で“難問” 受験生の半数0点 道案内の作文、選択肢に混乱[Love My Lifeさん]
例えば、おぶっていくとかの回答は無かったのでしょうかね。少数意見に興味があります。
そうなんですよ!使用した状況が入試問題と適切ではなかったと思うのですが、問題としては大変興味深い問題だと思います。後日某氏から聞いたのですが、このような問題が教科書にあるそうです。
国語で「日本語を正しく使って自己表現をしましょう」みたいな項目が。こういうことすら、画一化される可能性のある「現在の教育」で扱われることに、なんとなく危機感を感じます。
「自由回答」を名目としながら、出会ったジイサンの様子を4択にするあたりに、まだ抜けきれてないなあという感がいたしました。地図を用意するのは、回答者の想像力をかきたてるうえでよくできてるな、と思いましたけど。
たとえば、ジイサンの様子も回答者側に自由に仮定させたらもっと面白かったろうに。自分で仮定させることで自己の経験に矛盾のない状況をつくりだせるし、そこからイマジネーションを膨らませていけば、すばらしい回答がたくさん出てきたのではないのかな、と。たぶん、採点者の負担を軽くするための縛りかもしれません。受験者の能力云々以前の問題。
うんうん、そうですよね。
この問題は生徒と時間がとれる、学校内のテストに利用するほうがよかったのかもしれません。
けど、生徒の想像力を寛大に受け止められる先生がどれだけいるのか・・・。