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2004.05.10

■CASSHERN

映画「CASSHERN」を観てきました。

こういっては関係者に申し訳ないのですが、
ぜ〜んぜん期待していなくて、B級だと分かって観てきました。

なぜお金払って観たかって?

それは、大画面で高画質高音質で観たいなぁ…っという理由。

紀里谷監督の過去の作品は、
映像は綺麗だし、細部にわたって気の行き届いた作品だし、
映像の見た目重視のかっこよさがありそう…という期待。
そういう映画は映画館の設備で観たいじゃないですか。

(これ以下は酷評しますので、これから観ようと思っている方、
 この映画がイイ━(゜∀゜)━ッ!!方はこちら↓にお移りください。
 CASSHERN[Filtrationさん])




っでどだったかと言うと、一言で言えば
「莫大な予算をかけた卒業制作作品」ヽ(´∀` ;)ノ

見事期待どおりに
「何やっているのか わからない」
「ストーリーが全然 つたわらない」
「だから 盛り上がらない」
という散々の映画でした。

期待した映像も、
まず2h30mも似たような映像を見ると流石に飽きるし、
思ったほどオリジナリティはなかった。


一番ダメだったのが、一番やってはいけない
「なんでもアリ」になっている点。
これはお金を払った側からすれば、本当に許せない。

映画はフィクションですから、作者の意思でなんでも可能です。
怪物が居るのも、死んだ人間が生き返るのも、常識はずれの能力も。

映画のまず最初のお仕事は、
「何が出来て、何が出来ないのか?」を
観客に説明することから始まります。

登場人物は何者で、観客の常識感がどこまで通じるのか?
観客の常識感とどこまで同じなのか、違うのならどこが違うのか?

この映画の場合、ここが説明不足なので、
この世界の常識が何なのかがさっぱりわかりません。

主人公がどうなったら危険なのかがわからないから、
敵にやられても、感情移入できないのです。

だって、一度死んだ人間が何故か意味分からず生き返って、
その人が刀で切られて「この人死んじゃう!」って思えますか?

思わない、思わない (´д`)


作品の客観的判断を見事に失っている映画でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■reference
CASSHERN 公式HPYahoo!映画のCASSHERN特集
goo映画のCASSHERN特
□サントラ
OUR LAST DAY-CASSHERN OFFICIAL ALBUM-

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■TrackBack
CASSHERN[Filtrationさん]
posted by KOu at 12:52 | Comment(7) | TrackBack(4) | ■Kino
comment
映画館でこのf画の予告で、手刀(?)でロボットがまっぷたつになるシーンを見た時に、これが面白かったらなんか(世の中?)間違ってる気がする、と思いました。隣にいた友人は「ブレンダーが出てないキャシャーンなんて!」といっていましたが……ブレンダー、って出てきました……?
Posted by やすこ at 2004.05.10 21:29
この映画、賛否両論ですねぇ。
興味はあるのですが、あまりにも両極端な作品にお金を払う価値があるかどうか迷うところです。(リスクを考えてしまう時点で、もうダメかも
特に我々の世代では、子供心にも原作のスマートでカッコ良いイメージが強すぎますので、原作にインスパイアされた作品は受け入れ難いのかも知れませんし。
でも観てみないとコメントも出来ない訳で、悩ましいところです。
Posted by 酎犬八号 at 2004.05.10 23:38
ブレンダー出てきましたよ♪(第7管区のDr.が飼っていた黒い犬です。)
 
話がとんで恐縮ですが、アニメ「未来少年コナン」で、コナンが飛行機の翼の上から落ちそうになり、足の指で翼の端をつかみ、体勢を立て直すシーンがあります。実際にはありえないはずなのに、不思議と受け入れることができました。そんな風に、キャシャーンも楽しみたかったです。また、寺尾氏ファンとしましては、ちょっと残念な役柄。セリフを積み重ねることで、もっと深みが出せたのでは…(映像主体の監督さんの弱点だったのでしょうか?)と感じました。

Posted by ひなっぺた at 2004.05.10 23:47
こんにちは(^^)/
トラックバックありがとうございました。
肯定派代表としてリンクしていただきましたFiltrationの純水です(゜∀゜)

いや〜2回目を観てきましたよ。
1回目は前評判知らずに観に行ったので絶賛しましたが、2回目は酷評をたくさん読んでから行きましたから絶賛ではなかったかなあ(^^;)ベ

好き嫌いの分かれる作品だと思いますね〜。

KOuさんの指摘はなるほど的を射てると思いますよ〜。「何でもあり」がよくないっていう意見はなるほどって感じです。
わしは、ああいうのも許せるタイプなのでさほど違和感を感じなかったんですなあ。

すごく参考になりました(^^)/
Posted by 純水 at 2004.05.11 01:01
■やすこ さん
ボクも映画見て思いました「おいおい、切っちゃったよ!」超人か人間かの説明がないので、何で切れたのか?切ったことがすごいことなのか?禅膳判らず、ぽか〜ん…でして。
ところで、ブレンダーとロデム(バビル2世)が混ざっちゃって混乱しています。

■酎犬八号 さん
ボクの場合、ほとんどキャシャーンを見ていないので、先入観は全然ないのですが、無いからわからないのかな?って思っていました。違うんですね。
いままでも賛否両論の映画を見てきましたが、こんなにも賛成派の意見が理解できない映画は初めてです。正直いいまして…。

■ひなっぺた さん
コナンのたとえ、ものすごく良くわかります。コナンって超人すぎずかといって普通ではない微妙な塩梅の設定がすごく良くできていたんだと再認識しました。原作は別に、2hしかない映画でも十分そんなニュアンスは伝わると思うのですが…。

■純水 さん
なんか変なトラバですいませんでした。これだけ賛否がある映画は、見方を変えればいい思考素材になると思うのです。そのためにも賛成派の方の意見を同時に見てほしかったのです。
他の映画では意見が合うかもしれません。また見に来てくださいね。ワタシも寄せていただきます。
Posted by KOu at 2004.05.11 13:12
KOuさんのご意見をここで先に見てしまったからか、
不思議と違和感なく見ることが出来てしまいました。
どんな無茶な展開があってもしゃあないか、と。

ネットてちょこちょこと意見を見てみたのですが、賛否の分かれ目は「監督の直球メッセージとそれをあおる映像群」を、演出の出来を抜きにしてストレートに受け止めることができるか否かにあるんないか、と思いました。
重厚かつファンタジー色の強いあの世界観を自分のものにできた人には、この映画はすばらしい名作であるのかもしれません。

かく言う私はよくも悪くも「疲れる映画だなあ・・・」というのが素直な感想です。
Posted by 生坊 at 2004.05.15 15:09
■生坊 さん
おおおっ、鋭い意見!
監督は写真という静止画の世界でいままで生きてきたひとなので、1枚で勝負する方法でやってきたんだと思います。
映画は連続した多数枚の写真です。彼の今までの方法のままやられたのでは、情報が多すぎるのだと生坊sんのコメントと彼のいままでの写真を改めて見て気づきました。

ボクの場合、彼のメッセージを受け入れるよりも疲れる方が勝ってしまったのかもしれません。
Posted by KOu at 2004.05.16 03:09
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■キャシャーン
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CASSHERN
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