憧れの切売りビジネス

その行為は昔の感覚では、選ばれた人にしかできない行為だった。
でも、どうも今は違うみたい。
自分の努力とアイデア次第で、“所有”を社会活動にできる。
続きは↓ココから↓
■POM2 - The Problem Of Mines Is The Problem Of Mine.
このサイトは、地雷除去キャンペーンのステッカーを販売している。
その収益を、タイの地雷除去に役立てるそうだ。
・・・って聞くと、白いゴムを思い出し、
苦い気分になる人もいるだろう。自分もそうだ。
でも、ここは少し違う。
ステッカーの販売価格は300円。
300円は、地雷原1平方mの除去経費と同額なのだそうな。
つまり、300円はタイの1平方mが平和になる費用。
そして次の説明が続く
それぞれのステッカーにはナンバリングがしてあります。またホームページ上の地雷原マップの1m2にもナンバリングがしてあります。つまり、ステッカーの番号と現地の地雷原の1m2(ナンバリング付き)とを照らし合わせると、自分が平和にした土地をちゃんと確認できるのが、とても凄い!!!この明解で直接的な強さはなんだろう?
自分がどの土地を除去するお金を出したのかが分かります。
「自分の○○番の地雷原が安全になった」?自分で確認することによって、地雷問題との新しい関係が始まります。
複雑で、回りくどさがある現在で、
これだけストレートさを与えるシステムを考えたことがすごい。
・・・という話は別に譲って、
自分は別の視点での話をしたい。それは冒頭の話に戻る。
この活動を行っている「人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS) 」は、
タイの土地を所有しているわけではない。
だけど、その運動パターン(ビジネスモデルと言えるのか?)は、
土地持ちが借地募集するのと同じ、面積単位で販売する「切り売り」
昔の発想だと、この運動パターンは、
ある限られた“所有”者だけが行えた行為。
“所有”していない人が、“所有”している人と同じ事ができている。
これ、新しい発想だなぁって思ったんですよね。
そう見ると、以下のも同じ運動パターン
■The Lunar Registryで月の土地を買う
有名になったですよね、月の土地を販売するビジネス。
■「ウェブ広告板」で100万ドルを稼ぎ出した学生(WIREDnews)
100万ピクセルからなるウェブページを、広告スペースとして1ピクセル1ドルで切り売りしていたイギリスの学生が、このほど最後の1000ピクセルを販売して100万ドルの売上を達成した。この場合は、無限にあるバーチャルスペースだから、自分で作って“所有”し販売したパターン。自作できない“所有”だったに、自作でも“所有”は有効に働いた?
例えば、blog目的のレンタルサーバーは、ここSeesaaでも無料だし、ココログのようにプレミアサービスでも作らないと、それ自体の収益力が見込めない。言い換えると、地価の下落。
勿論別の収益が見込めるから無料なんだけど、もしblogが有料サービスしかなかったらこれだけ盛り上がっただろうか?
価値は現存する数で決まる。だから無限に自作できるバーチャルスペースには、価値がない。という考えが先にあったのかもしれない。だから最初から本体に価値を見つけようとはせず、別の収益性を模索した…とも言えるのではないだろうか?
それに反して、上記例はそれ自体の収益力で勝負をしている。
だから、POM2のようなすばらしいアイデアが生まれたのかもしれない。
□POM2 - The Problem Of Mines Is The Problem Of Mine.
□The Million Dollar Homepage
□「ウェブ広告板」で100万ドルを稼ぎ出した学生(WIREDnews)
□The Lunar Registryで月の土地を買う
■TrackBack
POM2を知ったきっかけblog、感謝っ。
□地雷ステッカー。[トビウオの夢のさき。さん]
その他月の土地は買ってませんが、同じ原理のステラレジストリーで☆は所有してます。
きっと一生「自分の」星に行くことはないし、星図はいただいたけども、望遠鏡で観ることすらないかもしれないです。
それは今まで生きてきた中での所有したという感覚を踏襲するものではないです。
だけど不思議な安心感としあわせな気持ちが手元にあるのは何故でしょうね。アメリカの議会図書館に記録が残るってだけなのに。
早速申し込まれましたか!はやいっ!!
そうなんですよね、確実に所有という概念が変わってきている。
こういった話題にいつも上るのは、映画と書籍の所有感の違い。
映画はレンタルで済ませる人が多いですよね?でも書籍は図書館で済ます人は少ない。どちらも2度見ることが少ないコンテンツであるのに、方や購入し、方やレンタル。金額がそれを決定付けている訳では、もうありません。
連動して、お金を払う対象が変わってきているんですよね。今までは物質だったのに、今は感覚にも払えるようになった。
白ゴムは、その点には着目していたんでしょうが、いかんせんやり方が意地悪過ぎた。
自分の書いた記事で感謝されるなんて、今までなかったので、嬉しくなっちゃいました(/ω≦*)KOuさんの何かを動かせていたら幸いです。ホワイトバンドに違和を覚える方がいて良かった!
確かに”所有”とかお金をかけるものへの価値観は変わっているかも知れませんね。そこから新たなサービスが見つかったり。そのためのモラルやルールなども整備されなきゃいけないと思います。
またちょくちょく覗かせていただきます(^-^)/
ホワイトバンドは、経緯を調べればより本家への“冒とく”感を感じますよ!
短文の中に的確な指摘がありますね。そうなんです、社会システムの整備の遅れが今後もの凄く問題となると思います。例えば地域通貨がウマく機能すれば、いままでアウトローだと言われた思想の持ち主も、TVで取材されるほどの顕著なライフスタイル実行者として見直されるかもしれません。
ぜひ、またお越しくださいませ。