ポッチキチ〜

というモノに出会うと、嬉しくなる。
『cafe anonima』のコーヒーカップが久々にそんな気持ちにさせてくれた。
続きは↓ココから↓
少し大きめのコーヒーカップ。
いや、カフェオレボールなのかもしれない。それぐらい大きい。
でも、取っ手は一つ。だけど重くない。
重くない秘密は、取っ手に2つ隠されている。
写真をみてほしい。
(携帯電話のカメラで撮影したので、ピンボケをお許しいただきたい。)

枝がでているのが見えると思う。
ここに中指第一関節が当たるのだが、
たったこれだけの工夫で、劇的に支えが楽に感じる。
カップの重みを受けるのが、この指の担当。
実際、中指にはけっこう力が入る。
だけど、枝と取っ手の2点で支えられるため、架かる力を分散でき、且つしっかりと支えられる。

ポチョっと山が付いているのが見えると思う。
ここに親指の腹が当たるのだが、
このアクセントがなんとも気持ちいい刺激をくれる。
この刺激のおかげで意識がそちらに向く。
→中指に架かっている力に意識が向きにくくなる。
という、心理的な重み軽減の工夫だと思われる。
とにかく、気持ちいい刺激なんよ。ほんまに。
このように、
一つの工夫だけでもすばらしいのに、このカップには3つも工夫があって憎らしい。3つ・・・? そう三っつ。

取っ手に対し垂直に長いので、とても飲みやすい。
この3つ目の工夫は、前2つの工夫があるから生きている。
単なる造形美に思える楕円。
しかし、取っ手の優しい工夫があることで、楕円もその一環だと感じてしまう。
実際飲みやすい。
本来デザインに求められるのは、
こういう優しい工夫を形に昇華するスキルなのだと、
気持ちの良いカフェで思いましたとさ。
このカフェを教えてくれた、ぽん@Daily Momerathさんに感謝!
□cafe anonima
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□【cafe】カフェ アノニマ[Daily Momerathさん]
実際に持って、飲んでみると、
深く納得/感心するデザインだということが、
伝わってきます。
“用の美”というものでしょうか。
ありがとうございます。
近くにお住まいなら、ぜひとも体験してほしい驚きです。
実際は上から見ますから、丁度取っ手に隠れるんです。だから、より持ったときの驚きはすごい。
いいっしょ!いいっしょ!