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こんな本を読むなんて、すっかりブログ中毒なのだろうか!
気にはなっていたので、
ちょっと立ち読みするつもりでいたのに、
今は、もう既に読み終えた後。
この題名はとても相応しく、
まさに知らない旅行先で使うガイドブック的内容。
ブログのいきさつ
(歴史とはあえて言わない。
歴史になると実際のブログ運営のちょっとした知識的
ニュアンスを感じるから。)
から始まり、それを元に現在マナーとされている事の紹介。
そして「ブログとはこう運営した方がいいのではないか?」という、いきさつを初期から歩んできた著者からの提案。
よく「ブログとはこうあるべきだ!」とかって
お堅い議論があったりするが、
ここでも多少はそういう話はある。でも全然意図がちがう。
著者の言っている「ブログとは?」は、
「いままで私たちはこうやってきたのです。」
「こういう事情があって、現在のシステムになっているのです」
という意図を含んでいる。
それは、行動を制限する目的の「ブログとは?」ではない。
それどころか、時代に乗って変化することを望んでいる意図を含んでいると思う。但し、安易な思考では変化してほしくないという但し書き付きで。
その著者の求めている変化だと感じた文があるので、
それを引用したい。
ボク的には、この文を読めただけでも十分に価値があった。
21世紀の世界では、これ以上視野を狭めるのではなく、視野を広げることが求められる。我々はウェブログという、意見を共有しつつ自分と違った世界観を理解する、今までにない例のないツールを有しているが、自分と異なる意見を故意に遮断してしまうと、それを理解するチャンスは失われてしまう。私としては、聞き慣れた考え方を宣伝するのではなく、ニュースの意味するところを解明するユニークな手腕を揮うウェブログをもっと見たいものだ。どれかひとつのソースからの情報に頼りっきりになるのではなく、より真実に近く、より正確な見解をまとめようと難しい問題に取り組み、有効な観点を調べる真実の探求者の波を見たい。もっと多くのウェブロガーが、思慮深い人々の多様な世界の捉え方を誠実に考察するために、対立する見解を追求するのを見たいのだ。
なぜ「変化を求めている」と感じたかと言うと、
著者の言う「多元的意見の考察」は変化を伴うと思うからだ。
現在ブログを運営しているのは、先進国民が一番多いと思う。
まだインターネットをしたくても、できない人は大勢いる。
現在ブログで語られている意見は、
地球レベルで見たとき、一部に偏った意見だとも言える。
所詮西洋化が進んだ先進国の意見でしかない。
もっと色々な常識感を持っている人がいるのだ。
この人たちの意見を聞いて、議論ができるのがブログで、
その意見に耳を傾ける人が、まるで波のようにグルーブ感を伴って大きな潮流となることが、ブログの可能性なのだと理解した。
意見に流されても波はできるのかもしれない。
けど、著者の求めている波は、それぞれがしっかりした考えを根拠にした行動の集まりの事を“波”と称してる。
そんな思考の塊の潮流が、
変化を起こさない・・・とは考えにくいだろう。
ブログを運営するってことは、
その変化を実感できる特権が与えられているのかもしれない。
予備知識ゼロだったのですが、本屋でこの表紙を見かけた途端「コレだ!!」と思い、レジに直行、現在読み進めています。
もともとエントリしようと考えていたところ、これまた偶然同じ日にエントリが!(笑
ありがたくトラックバックさせていただきました。
ってわかります、わかります。
あの表紙デザインは、そういう感じですよね。
あんなサイケなデザインは著者が望んだんだろうか?
冒頭と最後のページが、またサイケで読みにくいのですが、そこに書かれている訳者解説がものすごく内容濃くって面白いので、よみづらいのを我慢して呼んでみてくださいね。
また感想をエントリーしてくださいな。
実際冒頭と末尾は読みにくい!!
原書もああいう風なのかなぁ。
著者はWeblogでもスッキリして読みやすいデザインが好きって書いてあったから、日本語版だけなのかも。
まだ半分くらい読んだところ。通退勤の移動中にちょびちょび読んでます。
読み終わったら感想エントリしますよ〜